変な話だけど、今週のなかまる鮨の刺身で面白かったのが、刺身の「ツマ」が大根とウミブドウだった点。普段は大根とワカメが多いけど、ウミブドウをツマにするのも面白いね。ついたくさん食べてしまう(だって、シーズンによってはお金払って注文するメニューだし)。
刺身でおいしかったのが、オナガダイの刺身。ちょうどシーズンだそうだけど、さっぱりとしていい。食べ方はわさび醤油か、ポン酢醤油か、もしくはこの店自家製の青唐辛子醤油。脂が乗っていても淡白な味なので、食べ方も青唐醤油がたぶん一番合うと思う。
っていうかこれ、醤油だけでも美味しいんだけど...
あとは光物。浅〆のサバはワサビ醤油で、生の鯵は生姜醤油でいただく。〆サバはいつものように安定した美味しさ。アジもなかなか新鮮でおいしい。そういえば今日はイワシに関してはいまいち、なんて、さっきカウンターの中で話していたな。まぁアジがおいしいからいいか。
そういえば今週は「生イクラ醤油漬け」が出た。今シーズン初である。つい先週までコハダのシンコが出ていたのに、気の早い話だ。いや、おいしければそれでいいので文句は無いけど。
ちなみにこの店だと、この「生イクラ醤油漬け」もカウンターでなら「握り」で注文できる。どうしてカウンター限定かといえば、汁気が多いので、握ってすぐに食べないと握りが崩れてしまうから。私はこれが好物なのだけど、たとえカウンターで注文しても、こいつは出てからすぐに食べなければいけない。握ったあと30秒も経つともう駄目。これを食べると、普通の「イクラ握り」(塩漬けイクラ)はもう注文する気が無くなる。
もっともこの「生イクラ醤油付けの握り」は、前述の通り、カウンターに座っていないとなかなか注文できないところが難点だ。出前で頼めないのは当然として、テーブル席や座敷席でも頼むのに躊躇する。
(念のため。普段テーブル席や座敷席は利用しないので定かではないが、たぶんこれらの席でも注文すれば出してもらえるはず。もっともメニューには記載されていないだろうけど)
久しぶりの更新。カウンターで暇なので...
お盆休み明けのなかまる寿司は、マスターが田舎から持ち帰った茄子などで、ちょっとした茄子尽くし。常連の方が自家菜園で作ったという夏野菜の天ぷらもおいしい。
肝心の魚だが、夏場の魚というといまいちと思える人も多いかもしれないと思うけど、実はこの時期は光り物がおいしい。年間を通してこの時期しか食べられないシンコの握りをはじめとして、シメサバの握りなども絶品。
そしてなによりこの季節おいしいのが、イワシの握りなのだ。
冬のイワシと違い、脂肪層はそれほど厚くはないが、この時期のイワシはくさみのないすっきりした甘みを持つ脂分で、その味は天然のトロもかくやと思えるほど、いまの季節、ぜったいに外したくない握りのひとつ。
ただ残念なことに、イワシの握りは実際に来店して注文しないと食べられない。「サバの生き腐れ」の例を出すまでもなく、光り物はとにかく鮮度が落ちるのが早い。とてもじゃないが、出前じゃ無理ということで、実際に来店して握りを注文しないとこの味は決して楽しめない。
冬に備えてたっぷりと脂肪層を蓄えたイワシもおいしいけど、この時期のイワシはそれはそれでまた「絶品」なのである。